炎を発光ダイオードの光に変換する [ 炎センサ ]
炎をLEDの光に変換させるとは言っていない
秋月やマルツなどの電子部品屋さんを見ていると本当に多種多様なセンサ類がありますよね。
中には「こんなものまであるの!?」なんていうセンサモジュールまであります、今回はそのたくさんのセンサの一つである炎検知センサについてです。
炎検知センサとは
文字通り炎を検知するセンサです。仕組みとしては金属の光電効果とガス倍増効果を利用した紫外線センサ...らしいです(むずかしいっすね)。
簡単に言うと炎から放射される紫外線を感知する仕組みで、精度の高いものだと数メートル離れたライターの炎までわかるそうです。
!記事内では「紫外線が」と書いていますが正確には「赤外線」の感知が正しかったようです、訂正くださりありがとうございます!
紫外線ではなく、熱放射によって出てきた赤外線を赤外線PDで検出してるっぽいですよ~
— ネトラト(NTRT) (@Netrale_jp) 2017年8月30日
そんな波長の長い光を受けれる樹脂モールドのPDがあるなんてすごいですよね~
使ってみます。
秋月で購入した炎検知センサを使います。
左は同封されていたコードです。丁寧にコネクタまでついていて扱いやすそうです。
右が本体です。黒いのは赤外線感知のための部品でしょうか、とてもシンプルな見た目です。
制御は今回もArduinoです、早速スケッチを書いて使ってみます。
コードをセンサ本体に接続します。Arduino側は黒のケーブルをGNDピンに、赤のケーブルを5Vピンに、青のケーブルは(赤、黒とわかりやすいピンの配色から青は信号線なのだろうと推測しました)アナログ5ピンに接続しました。
動画です。
スケッチです。
void setup() {
Serial.begin(9600);
// put your setup code here, to run once:
}
void loop() {
Serial.println(analogRead(A5));
// put your main code here, to run repeatedly:
}
青のコードは信号線で正解でした。スケッチ内ではシリアル通信によりセンサから出力される信号をシリアルモニタに表示させています。
GIF画像での表示ですが、詳しい数値こそ見えにくいもののライターの着火とともにモニターの数値の変化は見て取れます。
具体的には火のない状態で0から1の数値を、炎を検知すると500~900くらいの数値が出力されました(火が近くなればなるほど大きい数値が出力されるようです)
発光ダイオードのスイッチに利用する
記事の題には「炎を発光ダイオードの光に変換する」と書きましたが、僕がやろうとすることを正確に言うと「炎で発光ダイオードの光を制御する」が正しいかもしれません(もっと正確に言うと制御自体はマイコンであるArduinoがしているので正しくと表記したほうも間違いかもです)。
しかし今回重要なのは記事の大などではありませんよね? 目を瞑ってください;)
炎センサの扱い方がわかり数値の検出も行えたところで次はもっとわかりやすく、炎検出センサの働きをシリアルモニタ内から僕の机の上に持ってこさせましょう。
配線はシンプルです。さっきの配線+Arduinoのデジタル2番ピンに発光ダイオードを接続します。
簡単なスケッチなので先にプログラムのほうを見せておきます。
void setup() {
pinMode(2,OUTPUT);
Serial.begin(9600);
// put your setup code here, to run once:
}
void loop() {
int val;
val = analogRead(A5);
Serial.println(val);
if(val > 50){
digitalWrite(2,HIGH);
}else{
digitalWrite(2,LOW);}
}
// put your main code here, to run repeatedly:
動画のほうです(GIF形式ですが)
ライターのガスが切れてきて火が着きにくくなっていますが、着火に合わせて画面下のほうの発光ダイオードを光らせています。ライターが着火するときの火花にも反応していることもわかります。
スケッチのほうでは変数valに炎検知センサからの数値を格納、50以上の時にデジタル2番ピンをHIGHにして発光ダイオードを点灯させています。すごい短いプログラムですし簡単な内容です。
まとめ
今回、炎検知センサを使うに当たって先に簡単に検索してもぜんぜん使い方があげられてないんですよね。もちろん解説するまでもないほどに使い方は簡単だったので困ることもないんですけど、こうやって自分への覚書のような形ででも記事にできたのはよかったです。
炎検知センサすごいおもしろいですよね、センサがおもしろいというより反応する相手が炎というのが「なにに使おうか」っていうワクワク感があるきがします。
百均なんかで売っている蝋燭の火のようにチラチラ光る間接照明の点灯にこのセンサを利用して「ライターで照明を点ける」なんていうハックもたのしそうです。
近いうちにこのセンサを使った楽しいものとか作ってみたいです。
読んでくださりありがとうございました:)
[ この記事はブログ投稿者の憶測や考えによりつくられています。
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