ボードゲーム”カタン”の初期配置についての考察と戦術論
この記事はギークハウス新宿界隈 Advent Calendar 2018の17日目、9つ目の記事になる予定です。
僕はいま東京の新宿にある「ギークハウス新宿2」という、恵まれない子達を匿うシェルターで暮らしています、詳細と紹介の記事は以下でどうぞ
んでまあ今年に入ってたくさんの新しいものに触れてハマったわけなんですけど、その一つが「ボードゲーム」でした。
なんかもう前置き疲れたので書いていきます
今からカタンにおける初期配置案について僕なりの考察とか考えを実際にゲームを配置したりしながら書いていきます。
先に言っておくんですけどあくまでボク個人の考えですし正解とかは他にもあると思います。あしからず。
まずは初期配置からです
カタンの説明書にかいていた、初心者用の初期配置です。
多分「初心者たちは配置とか考えられないし公平な配置になるようにしてやるか」みたいなかんじで考案されたんでしょうね。まずはこの盤面を観察しながらどんなポイントがあるのか、この配置にはどんなメリットデメリットが存在するのか見ていきたいと思います。
青プレイヤーの配置
まず、前提として「サイコロの目の出やすさ」を話します。カタンのルールで有利な行動ですが、簡単に言えば「よく出る数字のマスに建築すれば良い」です。それではどの数字がサイコロ2つのロールで出やすいのかと言うと「8,6」の数字です。
確率論がわからない人のために説明とかはしません。そういう人は妄信的に僕の書くことを信じてくれれば正解です。
「8,6」の2つの数字は確率的に一番出やすく、かつどちらも同じ確率で出ます。そのため数字の表記色も特別に赤く彩色されていますね。
出目の数字たちを出やすい順にならべると
- 8,6(14%)
- 5,9(11%)
- 4,10(8%)
- 3,11(6%)
- 2,12(3%)
となります。横のカッコ内の数字はその数字の出目がでる大体の確率です。
青プレイヤーの配置を見ていきます。
目に付いた点を箇条書してみると
- 8,6の赤い数字をとっています、木とレンガで、序盤から街道建設もどんどんできそうです
- 4という微妙な数字で羊と岩をとっています。サイコロで出る確率は3番目に高い約8%、後半の都市化などの発展は苦しそうです。
- 両植民地の間に白と赤のプレイヤーの建物があるので、つなげることで最長交易路(longest)をねらおうという動きをするのは難しそうです
- あと一本伸ばせば5麦と4石の場所に配置することが可能です。後半戦もなんとか戦えるかも知れません
すでに疲れてきました、次は赤の配置を見ていきます
- 9,5,10と6っていうかなり良い数字をとっている
- 岩とレンガと木と麦が潤沢に取れそう
- 植民地周りに他プレイヤーの建築物があるので自由に道を伸ばしていくのはつらそう
- 2つの植民地の間にほかプレイヤーの建物がないので、2つをつなげてしまうことで最長交易路争奪戦において、初期配置の街道を利用できるので少し有利になることができます
僕はいつも白のコマを使いたがります、白を見ていきます
- 8羊、10木、5麦と9レンガ、4岩がある
- 木が潤沢に取れそうなので3:1港を利用した交換を利用していくのがいいかも
- 今回は他プレイヤーが結構自分の領地で取れるものだけでほしいものとかが完結していそうなので「麦が以上に足りない!」とかに陥りにくそうですし、プレイヤー間での交換はそこまで活発にならなさそう
橙プレイヤー
- 唯一初期配置が海に面しています(言わずもがな最大3面まで資材をとることができるカタンのルール上、海に面した場所に初期配置するのはリスクがあります)
- 全体的にとても良い数字が取れている。
- 1本街道を伸ばせば5麦と6岩に建築できるようになります
- 羊が少したりなさそうですが、4羊にもう一つ配置すればあるいは...?
はい。てな感じで見ていきました。
これを踏まえて僕の配置する上で考えることを挙げると
- 3,11,2,12の数字マスは取らない。もしくはとれないという考えで行く
まずこれです。この数字マスはもはや無いとして考えてもいいと思います。
ここを取るくらいならもはや海に面した場所に置くほうがマシってくらいに思います。
初期配置を考えるならなおのことでしょう。ただでさえ「道を伸ばせるか...」とか「他プレイヤーはあそこに置くだろうから...」とか考えているのに2とか11とかそんなマスのことを考えてる暇はありません。思考の邪魔になりますしもう見ないふりをしましょう。なぜか他プレイヤーが置いた2マスや3マスからよく資源が取れることもありますがもはや誤差です!
思考から捨てたほうが良いと思います。(4のマスもできるだけ考えないほうがいいかもと思ってます)
- 全体的に見て、資源の相場を鑑定する
さっき「2,3,11,12のマスは無いものと考えて」っていいましたね。アレは実は嘘です!本当は初期配置時にめちゃくちゃ見てほしいです。
というのも「2,3,11,12のマスの資源は後々みんなが欲しがる資源」だからです。もし、3,12のマスにレンガがあり、もう一つのレンガが4にあればかなり積極的に取りに行きましょう。カタンにおいてみんなが欲しがる資源を確保するのはゲームを支配するのと同義だと思います。他プレイヤーとの交換でも有利になれますし、あえて交換を止めることで他プレイヤーの進行を妨害させることもできます。
それによってあなたがヘイトを買い、だれもあなたと交換してくれなくなったとしてもなにが困りましょう!?あなたはもうレンガに困らないのですから!!
- 初期配置で、港貿易を考えて配置するのはやめる
「最悪ここに港があるからここに建てておくか...」みたいな抽象的な夢を持って港近くに立てるのはやめましょう。人の思惑が絡むプレイヤー間の交換というシステムがある以上、カタンで「いずれこれが余るだろうからこの港近くに植民地建てよう」は危険だと思っています。
「木のいい数字のところが二箇所取れてるし木の交換港とっておくか」っていう絶対的な根拠のもとの初期配置は大歓迎だと思います。港貿易をすることで他プレイヤーとの交換で有利ですし、港貿易のみに交換を絞れば他プレイヤーに特定の資源を行き渡らせないようにもできます。
- 2つの植民地のつながりに注意する
最長交易路のためのはなしです。
5本以上伸ばしており、かつ誰よりも長い一本道を建設しているプレイヤーが持てる特典カード「最長交易路」。もしあなたが木とレンガの場所をとっていて、最長交易路を狙えそうであれば初期配置時にできるだけ2つの植民地を繋げれるようにしてみるのも良いかも知れません。初期配置の街道と植民地は無償で設置できます。2つの植民地をつなげることで、つなげていないプレイヤーよりも低コストで長い街道路を建設できることにつながります。ひとつ考えて見る余地のあるやつです。
実際の配置で考えてみます
なんかもう説明疲れました。
いまからは本番のゲームを想定して、ランダムで盤面を配置して植民地をどこに置くか示してみます。
もちろん本番は他のプレイヤーも置いてきますし上手く自分の置きたいところ
置くくなんて難しいですがそれはおいておいて
1つめの盤面はこんな感じです。僕だったらこの赤の場所に置きます。まずこの盤面の特徴として
- レンガが絶望的に取りにくい
- 木が余りがでやすい(つまりたくさん産出される)
- 麦も少なくなりそう
これを踏まえた上での配置です。
考えとしては、写真右の8レンガは何がなんでもとっておきたいので10岩との間に配置。1本道を伸ばせば唯一取れない木も9木で取れるようになる。
6羊、10岩、9麦はあまりにも魅力的、3つを取れるように置く。
って感じです。序盤からの展開としては、レンガをもとに交換して木をゲット、道をつくり9木に配置させる。
もしくは10岩9麦をもとに植民地2つを都市化していく流れ。この2つの手があります。僕だったら都市化の案で行きますかね。目立ってしまいますし、9木に届きにくいという難点はありますが、木は他プレイヤーがどんどんとってくれるでしょうし彼らの欲しがるであろうレンガを保有しやすいのは8レンガを持つ自分含めるプレイヤーです。交換は有利だと思います。
この2つの植民地の初期位置ですが、優先度は右のレンガが取れる方だと思います。ソレほどまでに産出する可能性の低い資源のマスは優先して配置するべきです。
少し安直な考えですがこういう置き方がしたいです。まあでも普通こんなふうに他プレイヤーは取らせてくれませんし、どちらの方を優先して置くか決めましょう。僕は右です。とりあえず道は簡単に作れます。
荒れ地が端に位置した盤面の場合、プレイヤー達の配置する植民地ないし都市は自ずと3つの資源マスに位置することが多くなり各プレイヤーの持ち資源は多くなり不足は少なくなります。このような状況で交易港は他のプレイヤーに資源を渡すことなく低コストで交換ができるようになるという点で強力になります。右の赤植民地の場所近くのレンガの交易港にアクセスしやすいという点で右のほうが優先度は高いかと思いました。
道が伸ばしやすいということは新しく植民地を作りやすいということにつながります。
2つめに置くのはできるだけ麦か羊(ここはできれば麦を優先させたいです。というのも、このゲームで羊と麦ならば麦のほうが使う機会が多く重要だからです)をとれるように配置しましょう。
さっきとは異なり、荒れ地が真ん中に位置しています。この場合、プレイヤーの建築物が3面の資源マスに面することは困難になります。
僕がより配置したいのは右下の方です。今回の盤面の特徴として、荒れ地が真ん中に位置していることともう一つ、羊の取れる確率が低いことです。
一番で安い出目の数字でも9しかありません。
が、しかし、ソレは考慮しません。羊なんてこの際考えないでおきましょう。
とりあえず5レンガと8麦10木をとって、交換や盗賊で取れたときのために道を引いて羊以外の植民地用の材料を持って待機しておきます。もし建てれるタイミングが来たら道を上に伸ばし6岩を狙います。
羊がいらないと書いた理由ですが、使えるタイミングが少ないことです。植民地建設と発展のためだけにしか使わない羊のことは、ときに切り捨ててもいいと思います。
ここで注意なのですが、羊を切り捨てる以上、どうしても無理になる戦法があります。即都市化に切り出すやつです。都市化を進めてポイントを得ていく方法ですが、難点は都市化した結果ソレ以上ポイントを獲得する方法が発展カードによるものに頼らざるを得なくなる点です。羊を切り捨てるうえで都市化をガンガン推し進める戦法は得策ではありません。この盤面で都市化の作戦をするのは無謀だと思います。
2つめは取れたら右上のような木とか羊を取れたら良いですね。できたらひつじとかも?(でも無理して4羊とかを狙うのはNGです)
まとめ
なんかもういろいろ書いて疲れました!
僕は人よりカタンというゲームが強い自信があるので今回こんな記事を書いたのですが、独りよがりと言うか変な考えだったら申し訳ないです。
来週あたりギークハウスでカタン大会があるみたいですが、ぼこぼこにされたら笑ってください。
カタンというゲームに置いて重要なことの3割くらいを初期配置選びが占めていると思っています。勝ちを狙いに行くならとことん考えましょう。
(重要なことの残りとしては、2割がゲームプレイ、3割が勝利を諦めないこと、1割が記憶力とブラフ、残りは「普段の行いと人望と信頼」です。あともう一つ重要なことを挙げるなら、「狡猾さ」というか勝つためにどんなことでもするっていう野心ですね)
最近の進捗とか今住んでいるギークハウスというシェアハウスの紹介
この記事はギークハウス新宿界隈 Advent Calendar 2018の13日目、4つ目の記事になります。よろしくおねがいします。
前日の記事です
最初の3行くらい読んだらページバック推奨です。
requireの件ですが、カコハテくんにJSについての学びの機会を与えてやろうという僕なりの老婆心あふれる思いやりの気持ちでした。
新宿界隈のアドカレ登録の際は「ツイッターAPIを叩いて面白いおもちゃ作るぞ〜〜〜〜」なんて考えてたんですけど、なんか記事の公開が明日に迫っているというのに何も手をつけていません、やばいですね。なのでおもちゃづくりは別の記事にて書くとします。
とりあえずとしてまずは僕の住んでいるギークハウスについて他住民にプライバシーに気をつけつつ現在午前三時ですが、探検しつつ紹介しようと思います。
僕の今住んでいる場所はギークハウス新宿2というシェアハウスで、奇抜な飲み屋やSMバー、AVショップが立ち並ぶ通りのすぐ横に位置しています。
探検です
僕がいつも陣取っているリビングの席です。E-10プリデターミニッドシート(E-10のための席)と住人から呼ばれています(という妄想です)。
飲み終えてたり飲み残してたりしたエナドリの缶やら食べている途中のご飯やらがのこって趣ある風景になっていますね、そろそろ怒られそうなので片付けようと思います。
E-10プリデターミニッドシートのすぐ後ろはテレビとソファがあります。
ギークハウス新宿2、通称ぎー2の住民はここでゲームをしたりネットフリックスで映画を見たりゲームをしたりテレビを見たりします。あとゲームもよくします。
今日はさっきまではカコハテくんやにゃまざきさんがゲーム配信をしていたりして毎日なんらかのイベントがこのリビングで起こってたり起こってなかったりします。
映画は最近「SAW」シリーズを見ました。FINALは正直途中から寝ていました。
リビング壁面に置かれている住人たちの日常品が入ったコンテナです。僕のは大して重要なものも食料品も入ってないはずなのに溢れかえってます。ずさんさがわかりますね。
オーナーさんから無料提供されている米です。管理は結構適当で、99時間保温されていた米が発見されたこともあるらしいですね。いいものが見れましたね。
冷蔵庫です。カンファレンスなんかで「ほら、お前らはシールあげたら喜ぶんやろ?」と配布してくれるステッカーたちをマグネットシールに貼り付けてかっこよくしてあります。
明日作ろうとしている親子丼のために下付けしてある鶏肉です。
廊下には技術書が並びます。
階段を登って...
風呂場があります。僕は最近フォールアウト76というゲームにハマっているのですが、そのゲーム中に出てくる風呂場のモデルになったと言われている風情のあるお風呂場です。
僕の寝ている部屋です。今の所同じ部屋にはカコハテと僕のふたりが寝ています。
他の部屋と違い、暖房がないので寒いです。多分この冬中に僕かカコハテのどちらかがどちらかの凍死体を解凍しなければいけないことになると思います。
睡眠しながらスマホをいじるカコハテです、器用ですね。
何をしているか聞くと「アニメ見てる」と寝言で返してくれました。ヲタク(笑)ですね。
僕のベッドです。いろいろ増えました。
ベランダから見た新宿2丁目です。今日は平日なのと雨なので人通りは少ないですが、休日の夜は国籍性別問わず多くのお猿さん達が交尾の相手を求めて踊っています。
あまり知られていませんが、新宿2丁目は都会のジャングル、残された動物たちのオアシスだったのです。
紹介は異常です。
最近していること
reactでいろいろしています。JavaScript、わけわかんないながらも日々成長というかわかることが増えていっています。
React.JSの"this.setState is not a function"のエラー文にたいする対処
最後にいい感じのことを書こうかなと。
このエラー、まあいろいろな理由があるとは思うのですが、僕の場合は
onreadyatatechangeelementからの関数内でthis.setStateをしようとして詰まっていました。
この場合の理由は単純で、"this.setState"のthisが本来指し示したかったReactのコンポーネントまでではなく、ソレ以前のnew XmlHttpReaquestしたオブジェクト内を示してたみたいでした。console.log(this);を試しにしてみたら良いかもです。
解決方法としては、setStateをした関数自体の直後に".bind(this);"をつけて指し示したいthisを関数外のものだよってかんじで明記すると(認識合ってるのかな...)いい感じになるかもです。
まとめ
年末に入っていきなりJSやらなんやらと触れだしたのですがなかなかに楽しいですね。
ブログ記事更新もまた再開していこうと思います。今年ももう暮れですか、早いですね。年末年始はカコハテをお土産にして帰省したいと思っています。
そんなこんなで僕はカフェイン中毒に怖がったり昼夜逆転したり昼夜逆転しすぎて昼夜逆転逆転したりと愉快に過ごしています。
来年は高校の卒業(予定)ですし僕はどうなるんでしょうかね
ぼくのAmazonほしいものリストです。見るだけで抱腹絶倒間違いなしですねえ
ばいばい
[ この記事はブログ投稿者の憶測や考えによりつくられています。
よって書いてある内容に誤りや言い間違いがあるかもしれません。もし修正したほうがいい場所や「こういった言い方のほうが”ソレっぽい”よ」などがありましたら後に記載してあります、リンク先のツイッターアカウントに教えてくださると嬉しいです:) ]